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2025 . 04 第4週

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旧帝大や医学科を目指すとは・・・

2022.08.31

 

今日は「旧帝大や医学科を目指す」ために、

どの程度頑張れば良いかというテーマで、

お話したいと思います。

 

旧帝大とは・・・

北海道大学・東北大学・東京大学・名古屋大学

京都大学・大阪大学・九州大学の日本最難関の大学群のことです。

 

医学科を含めると、

「日本のトップ層に属する大学を目指すためには」

という内容になります。

 

 

今日のテーマを語るにあたって、

いくつか前提があります。

 

 

 

 

① 開業からこれまでの4年間で、

上記のレベルの大学に合格した卒塾生は、

以下の9名です。

秋田大学・医学部・医学科 6名

旭川医科大学・医学部・医学科

北海道大学・総合入試・理系

東北大学・経済学部

 

卒塾生が、およそ30名なので、

このレベルに達したのが、

全体の3分の1ですね。

 

 

過去の生徒を含めると、

東京大学・文科一類

東北大学・医学部・医学科

東北大学・法学部

北海道大学・総合入試・文系

 

身内も含めると、

旧帝大・医学部・医学科

東京大学・大学院

 

と、ある程度の経験や実感はあるので、

これから言うことは、

まったく根拠のない話ではないですよ。

ということです。

(だからと言って、正しいとも限らないけど)

 

 

② 僕自身は上記の大学に対して、

「こだわり」とか「なんとしてでも実績を」

みたいな感情は一切ないです。

生徒が望むならどこでも良いと思うし、

旧帝大に合格したから幸せになるわけでも、

なにか偉いわけでもないので。

(生涯年収が高くなる可能性は増すとは思いますけど)

 

ただこれはずっと思っていたことですが、

僕の考える「旧帝大に合格するために最低限すべきこと」と、

他の方が考える「旧帝大に合格するために必要だと思っていること」が、

若干ズレているなぁ~と感じていたので、

このタイミングで発信しようかなぁと思った次第です。

 

繰り返しになりますが、

僕は、「自分が正しい」とは思っていなくて、

「僕はこう思います~」というだけなので、

誰かの考えを否定するわけでも、

誰かの考えを支持するわけでもないです。

 

 

③ 旧帝大とは言っても、難易度が違い過ぎるので、

以下の大学(学部)は、今回は想定していません。

 

・東京大学

・京都大学

(一橋大学・東京工業大学もこのレベルに含む)

・旧帝大学・医学科

 

 

東大・京大以外の旧帝大学・薬学部を、

含むか含まないかを迷ったのですが、

今回の想定にギリギリ含みます。

 

 

具体的にイメージした方がわかりやすいと思うので、

 

以下の特徴をもつ、T君をペルソナにします。

 

・T君は高校入試で425点を取りました。

(高校はどこでも良いです)

 

・中学校3年間でおよそ4,000時間の家庭学習をしました。

(一日平均3.5時間くらい)

 

・T君は、名古屋大学を目指しています。

(名古屋にしたのは、秋田で目指している人があまりいないから)

 

さぁ、本題です。

 

(ⅰ)勉強時間編

 

「一日何時間くらい勉強すればいいですか?」

という問いをたまに受けますが、

「状況によって全然違う」というのが、

正直なところです。

 

あくまで目安としては、

 

高校1年生・・・平日3時間、休日6時間

高校2年生・・・平日4時間、休日8時間

高校3年生・・・休日5時間、休日10時間

 

となります。

 

「1万時間の法則」というのがあるのですが、

これをとても雑に説明すると、

1万時間1つのことに取り組めば、

100人に1人の逸材にはなれる(と思うよ)

というのが、「1万時間の法則」です。

 

T君は、中学時代に4,000時間勉強しているので、

中高の6年間で、1万時間に達するためには、

高校生活で6,000時間勉強する必要があります。

 

1年間で平日が200日、休日(長期休みを含む)が160日、

旅行や体調不良などで何も出来ない日が5日あると仮定すると、

 

高校1年生・・・

200日 × 3時間 + 160日 × 6時間

= 600 + 960

=1,560時間

 

高校2年生・・・

200日 × 4時間 + 160日 × 8時間

= 800 + 1,280

=2,080時間

 

高校3年生・・・

200日 × 5時間 + 160日 × 10時間

= 1,000 + 1,600

=2,600時間

 

これで合計 6,240時間 です。

 

高校入試の点数が、425点に比べて不足している場合、

 

・中学校時代の努力が不足している

・ポテンシャルが不足している

 

のいずれか、またはその両方であるため、

入試の点数差10点につき、

毎日30分多く勉強してください。

 

ちなみに、「1万時間勉強したら合格する」わけではなく、

「1万時間勉強する」のが旧帝大合格のスタートラインです。

 

これが出来ないと思うのであれば、

早い段階で浪人を視野に入れるか、

志望校の変更をオススメ致します。

 

過去の生徒でも、

北海道大学を志望している子が初めて面談に来たのが、

高校2年生から3年生になる春休みだったのですが、

「あぁ~、浪人しますね~」と言ってますし、

(そして実際に浪人して北海道に合格した)

医学科を志望している高校1年生が面談に来た時期が、

高校2年生になる直前とかだと、

「多浪しますけど大丈夫ですか~?」と言っています。

(そして実際に2浪して旭川医科に合格した)

 

(ⅱ)文系か理系か

T君は1年生の夏休みを終え、

「文系か理系か」の選択を迫られます。

 

医学科を目指すのであれば選択の余地がないのでいいのですが、

「旧帝大学に合格する」ということだけを考えるのあれば、

確実に文系の方が合格しやすいです。

 

理由は以下の2点です。

 

・日本で上位の高校の文系:理系の人数は、文系<<理系である。

・理科の進度が遅い

 

旧帝大学在籍者の出身校は、

多くが有名中高一貫校です。

 

その子達と戦うのが、

旧帝大受験です。

 

そのような高校では、文系クラスの人数の方が、

理系クラスに比べて極端に少ないところもあります。

 

戦う相手を選べるという意味で、

文系・理系にこだわりがなければ、

文系の方がかなり楽になります。

 

また秋田の高校では、

理科の専門科目が終わるのが、

早くても10月、遅いと12月になります。

その進度では手遅れです。

 

T君と同程度のスペックで理系に進み、

現役で合格を狙うのであれば、

理科は独学で進む必要があります。

 

でも理科って独学しにくいよね・・・

 

おやっ?秋田のどこかの塾は、

理科がめちゃくちゃ強いらしいですよ・・・?

 

 

文系進んだ場合は、

地歴を独学するわけですが、

そもそも地歴って独学でいけるのでは?

と思っているので、

やっぱり文系の方が良いです。

 

 

(ⅲ)何をするか

T君はロボットに興味があるので、

名古屋大学・工学部を目指すことにしました。

 

選択科目は、物理・化学・地理、です。

(各科目の勉強方法はおいおいお話します)

 

高校1年生の夏休みを終えたT君は、

「何を勉強したら良いのだろう?」

と疑問に思います。

 

答えは、「英語」と「数学」です。

高校1~2年生のうちは、

この2科目だけひたすらやりましょう。

 

目標は、偏差値70以上(少なくともどちらかは)

高校2年生の時点で、共通テスト7割です。

(今年の数学は参考になりませんが・・・)

 

そもそも旧帝大・理系の半数以上は浪人経験者です。

その子達と戦うためには、

高校2年生の時点で7割は取れていないと、

下準備が出来ていない状態です。

 

「高校2年生からあと1年頑張れば・・・」

旧帝大合格者は、(ほぼ)全員頑張ります。

頑張らなくても合格する子はいますが、

そういう子は高校入試で460点を超えるスペックを持っています。

 

 

高校2年生までに、

「英語」と「数学」を固めることで、

3年生は理科に集中出来ます。

3年生はひたすら理科をやりましょう。

 

 

順調に3年生になったT君は、

夏休み中に理科の範囲を終えて、

夏休み明けから

「何をやるべきか」

考えます。

 

答えは、一つだけです。

 

志望校の過去問演習です。

 

旧帝大になると、

「○○大学15か年」

というシリーズがあるので、

他の大学に比べて過去問が充実しています。

 

さらには「東北大の数学50年分」という

びっくりする分量の問題集もあります。

 

兎にも角にも、旧帝大合格のためには、

二次試験でいかに高得点を取るかにかかっているので、

ひたすら二次試験の対策をしましょう。

 

大学によっては、

この分野が出やすいなど傾向の違いがあるため、

その傾向をつかみましょう!

(例)東京大学だと、「確率漸化式」が出やすいけど、

東北大学だと、地道に表や図を書く確率が出やすいなど・・・

 

共通テストがどんなに悪くても、

二次試験さえ良ければ合格出来ます。

 

今年の共通テストに限って言えば、

合計点が7割に満たずに、

旧帝大に合格出来た子がざらにいました。

 

共通テストの捉え方が、

旧帝大学志望と医学科志望で、

最も異なるポイントかなぁと思います。

 

秋田大学・医学科だと、

そもそも共通テストの配点が高いのと、

共通テスト利用の推薦で逃げ切るのがセオリーなので、

共通テストの結果に、合否が大きく左右されます。

 

旧帝大志望の子だと、

共通テストで決まることは、

ほとんどないので、

共通テスト後から本番だと思って、

臨まなくてはなりません。

 

 

共通テストで、合計78%取ったT君は、

いよいよ名古屋大学・工学部の二次試験に臨みます。

 

 

 

T君の合否はどうなるでしょうか・・・?

 

 

 

僕は、半々かなぁと思います。

 

 

 

ここまで順調に来ましたが、

・高校入試425点

・現役

・理系

の子が、旧帝大に合格するのは、

どんなに高く見積もって、

50%がいいところだと思います。

 

 

僕が3年間鍛えても、

そんなもんですよ。

それだけ旧帝大の壁は、

高いと思っていただければ。

 

 

さて、このT君は誰のことでしょう・・・?

 

 

 

 

 

 

生徒「立秋のことでしょ?笑」

 

 

 

 

 

 

立秋「こんなスペック低くないわ笑」

 

 

かなり昔のことなので、

記憶があやしいのですが、

 

・高校入試は450点は超えていた(はず)

 

・中学校の勉強時間は、(多分)1,000時間はいっていない

 

・京都くらいはいけると思っていた

 

そんな高校生の僕は、

高校1年生、2年生とまったく勉強しなかったのです・・・

(もうシャレにならないくらい・・・)

確実に2年間で1,000時間はいっていない

 

 

最後の1年間で、

3,000時間くらいはやったと思うので、

それでなんとかなると思ったのですが、

結果は残念、千葉大学・工学部です!

(なんの後悔もないけど)

 

 

 

ようは何が言いたいかと言うと、

「旧帝大合格に必要なものは何か?」

という問いに対する答えは、

「ポテンシャルや才能」

ではないよってことです。

 

 

絶対的に必要なのは、

「狂気的な勉強量」です。

(僕にはそれが出来ません~)

 

それを自覚した上で、

なおその壁に臨もうとする人を、

僕は「カッコいい」と思うので、

(どんなに才能がないとしても)

そんな生徒に出会いたいなぁ~

と思っています。

まぁ、旧帝や医学科でなくとも良いけどね!

 

 

というわけで、結局のところ、

入試において大事なのは、

「気合と根性と戦略」だよねって話です。

(今年度から、気合と根性に、戦略が加わりました!!)

 

「戦略」は僕がなんとかするんで、

少なくとも、「気合と根性」は持ってきてください~。

(あ、あと授業料も・・・)

 

そんな子に出会えることを願って、

「旧帝大や医学科を目指すとは」

というテーマは終了です!!

 

ご一読していただきありがとうございました!!

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