卒塾生より~⑤
今日は塾がお盆休みなので、
ブログの定期更新もお休みです。
そのかわり久々の「卒塾生シリーズ」第5弾です!
第1弾~第4弾はこちら⇓
(早稲田大学・国際教養学部)
卒塾生より~③(2023.03.30)
(北海道大学・理学部・生物学科)
特別編②(卒塾生より)(2022.11.24)
(千葉大学・看護学部)
(秋田大学・医学部・医学科)
今回の「卒塾生より~⑤」の書き手である、
「K」について書いた記事がこちら⇓
それでは今回の僕の役目はここまで・・・
本題にいってみましょう~
はじめまして。
上記のリンク先で語られていた「K」です。
私に関心を持ってくださりありがとうございます。
私はこの学習塾Spiralの6期生で、
令和6年4月に大学1年生になりました。
恐れ多いですが体験記を書かせていただきます。
私は高校受験の合格発表が終わった3月、
Spiralのことを親から聞いて知りました。
中学生の時には塾に行っておらず、
高校でも行かないつもりでいたので、
塾に行くことにあまり乗り気ではありませんでした。
半強制的に面談に行き大学受験について何も知らなかった私は、
この面談で結構ボロボロに言われたのを覚えています。
志望校を聞かれ、「東北大学の医学部」と答えるなんて、
今思い出しても恥ずかしいことを言っていたなぁ、と思います。
その時先生は即答で「1年浪人しても厳しい」と、
まだ高校に入学もしていない私に言いました。
その後「でも秋田大学医学部なら頑張れば何とか行けるかも」
という一言で面談終了後、何故か入塾する気になっており、
人生で最も長かったのではないかと思うぐらい濃い3年間が始まりました。
先生が素晴らしいブログを書いてくださったので、
少しだけ付け足しと高校3年の夏休み後の自分の過ごし方について
書いていこうと思います。
記事の途中に「高2の秋にいろいろあり、話がかみあうようになった」
とありました。秋になったことは部活での事故です。
私はボート部に入っていました。
練習中にボートとボートの衝突によりボートが大破、
そして事故が起きたことで部停、
私はぶつかった衝撃でむち打ちに。
この時私は一番いいコンディションで、
新人戦全国選抜に行けるぐらいの身体に仕上がっていました。
東北大会目前でこんなことになり、
残念ながら大会の出場も許可がおりませんでした。
高校入学後、勉強よりもボートばかりしていたのに、
このようなことがあり、もうボート部人生終わったな、
これまでの練習が無駄になった、と自暴自棄になり、
一時は何も考えられないくらいやる気がなくなりました。
この事故後の塾で
「いいチャンスだと思って勉強にシフトしたら?現役合格したいなら
もう間に合うギリギリの時期だよ」と言われました。
これが自分の中での大きな転機であり、
「大会に出られないなら、もうボートは辞めて勉強に力をいれよう」
と思えたのです。しかし、
この4か月後にはまたボートに明け暮れるのですが。
それまで塾には通っていましたが自習もせず、
その場凌ぎのような勉強しかしていませんでした。
でも部活ができないとなると時間ができます。
そこで初めて力を入れて勉強に取り組みました。
するとこれまでやっていなかったので、
次の期末テストで自分でも驚くほど大きく伸び、
勉強すると本当に結果につながるのだ、と思えたことは、
私にとって良い機会になりました。
それからは部活を続けるか悩みましたが、
一緒に頑張ってきた仲間がいたので最後までやり切ろう、
と勉強と両立することを心に決めました。
部活が休みの日は塾の自習室に行くようになり、
この時期に集中して勉強することを
身に着けることができたのは良かったです。
次は私の高校3年の夏休み後の過ごし方です。
一時は辞めようと思った部活ですが、
インターハイまで行くことができ、
正式に引退したのは夏休みの中旬でした。
控えていたのは、8月の終わりにある高校行事の集大成
といっても過言ではない学級対抗です。
インターハイから帰ってきてすぐ、
勉強ではなく学対の練習をしました。
ほぼ毎日4時間バドミントン、バスケ、サッカーの練習です。
その練習の成果もあり、
クラスは男子3種目優勝、総合優勝という
素晴らしい結果を得られました。
この達成感もあり、もう十分楽しんだ、
と気持ちも切り替わり、9月からは勉強に集中出来ました。
是非受験生の皆さんも、
このような学校行事は全て悔いのないよう全力を尽くしてください。
学対が終わった後からは、
具合が悪い時と特別な用事があるとき以外は
毎日塾の自習室に通うようにしていました。
平日は高校に共通テスト用の赤本、
(国語、英語、物理、化学、数学、地理)
参考書、水筒、弁当などを入れたパンパンの鞄を持って行き、
学校が終わったら自習室に直行し、
塾が閉まる夜の10時まで勉強。
土日は塾の開く午前10時から午後10時まで
食事と休憩を除き自習です。
勉強を本格的に始めたのが遅すぎるということもありますが、
秋高の長い坂を登る時、そして塾までの道、
毎日「もう間に合わない。お先真っ暗だ」と思っていました。
共通テストが終わるまでは本当にこのような日の連続でした。
共通テスト後はひらすら数学との闘いです。
記述模試では恥ずかしながら
志望校はE判定しか取ったことがなかったので、
「推薦落ちたらもう浪人だな」と思っていました。
しかし受験は甘くなく、
推薦は残念ながら不合格になってしまいました。
それでも先生のご指導により
「前期合格も0ではない」
という言葉を信じ、
1か月で本当にギリギリのラインまで上げることができました。
なんとか前期試験が終わった後は、やり切ったと思え、
結果がどうであれ、本当に自分でも良く追い込めたなと思いました。
改めてこの3年間多くの方にお世話になったと思います。
中でも得に立秋先生には、
バカすぎて何を言っているか分からない生徒(私)に、
よくあきらめず3年間教えてくださったと思います。
私の不注意や不真面目によって、
3年間で2回授業中に追い出されました。
それでも辞めなかった私もなかなかメンタルが強かったなぁ、
と思います。
話題を変えて、大学の話を少し。
大学生活が始まりおよそ4か月経ちました。
現在私は週2日しか学校に行っていません。
これはサボっているのではなく
2日しか学校に行かなくていいのです。
上手く授業を取ると通学は楽になり
あとは映像授業だけでよくなります。
そのため空いた日は友達と徹夜でゲームをしたり、
家でゴロゴロしたりと受験生の時には
考えられないような自由な日々を送っています。
先輩にはこのような生活は1年生でしかできない
と聞いているので思う存分楽しむことにしました。
私は現在ボート部とソフトテニス部、卓球部に所属しています。
ボート部は平日の練習が朝5時半から始まるという
まあまあキツイ部活でありますが、
先輩が家まで迎えに来てくれるので何とか練習に参加しています。
部員も少ないですが、すごく良い先輩たちに恵まれました。
ソフトテニス部はボート部に比べて体力的には楽な部活であり、
同期も多く、暇な日は午後2時から9時までずっとテニスをしたり、
部活以外でも一緒に楽しんだりしています。
3つも部活を掛け持ちするのはいくら時間があるとは言え難しく、
卓球部はすでに幽霊部員です。
ここまでだけだと、大学生は遊んでばかりなのではと思うかもしれませんが、
流石に大変なこともあります。それはまず勉強です。
私は高校で物理を選択していたので生物基礎しか勉強しませんでした。
しかし入学後1か月で高校3年間の生物履修範囲+αを覚えろ、
と言われます。もちろんテストもあります。
そのテストで点数をとれないと落単して留年です。怖いですね。
英語も専門用語ばかりのテストが頻繁にあり、
レベルも高校以上になります。
一番戸惑ったのが友人関係です。
当たり前ですけど自分より優秀な人ばかりです。
優秀なだけにプライドが高かったり、
勉強ばかりしてきていて話が合わなかったり、
と気の合う友達を作るというのはとても大変でした。
でも今は楽しんでいます。
私の高校3年間は全く模範的ではありませんでしたが、
塾に通ったことで勉強の習慣が身につき集中できることが、
今の大学生活にも活きています。
E判定しかとれなくても先生を信じ、
正しい勉強方法であれば伸びます。
大変な後には楽しいことが待っています。
どうぞ皆さんもやり切ったと思えるまで
諦めず頑張ってください。
最後に立秋先生、
本当にお世話になりました。
ありがとうございました!!
2024年8月15日
学習塾Spiral 6期生
秋田大学・医学部・医学科 1年 K