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2025 . 04 第4週

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~4/6春期講習期間
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<既卒生>(旧予備校コース)
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本の紹介その⑦

2025.04.17

今日は「本の紹介その⑦」です!

 

過去に紹介させてもらった本はこちら⇓

 

本の紹介その①(2024.10.17)

本の紹介その②(2024.11.14)

本の紹介その③(2024.12.12)

本の紹介その④(2025.01.16)

本の紹介その⑤(2025.02.16)

本の紹介その⑥(2025.03.16)

 

そもそもなぜ本を紹介しようと思ったのか⇓

 

本読んでます?(2024.10.10)

 

今日紹介する「ノルウェイの森」の作者である、

村上春樹さん(以下、敬称略)について書いたブログがこちら⇓

 

今日は何の日?(2023.04.13)

 

早稲田大学にある

「村上春樹ライブラリー」

にも過去に行っております!

 

 

 

 

 

 

それでは行ってみましょう~

 

 

 

彼のことを語るときに

僕のこの心の中にある想いが

ほんの少しでも君の心を

震わせてくれることを願うんだ

 

 

早速の村上春樹構文でスタートしてみましたが、

本来この「本の紹介」で小説を紹介しようとは、

思っていなかったのです・・・

 

だって好きな小説って、

ビジネス書とかに比べて、

その人の心が出る気がして、

ちょっと私(詩)的だよな~

と思いまして・・・

 

しかしそんな中で今月のブログで、

 

御上先生の感想(2025.04.03)

FF零式の感想(2025.04.10)

 

ドラマ・ゲームと立て続けに、

同じテーマを扱った作品を紹介したくなり、

せっかくだから「小説も」と思ったときに、

真っ先に思い浮かんだのが、

今回紹介する

 

 

「ノルウェイの森」だったのです。

 

この作品に対して、

まずは無粋な真似から・・・

 

 

1987年9月4日に発売された、

村上春樹の5作目の長編小説です。

おそらく日本で一番売れた小説です。

2010年には映画化もされています。

 

話は37歳の主人公のワタナベが、

飛行機のBGMでビートルズの「ノルウェイの森」を聴き、

学生時代のことを回想することで始まります。

 

 

僕が初めてこの作品を読んだとき、

回想シーンのワタナベと同じ20歳の大学生でした。

そしてある1点について、

僕とワタナベは同じような境遇でした。

だからなのかわかりませんが、

当時の僕にとっては、

経典のような本となります。

 

今回「ノルウェイの森」を紹介することを、

前もって言ってあったので、

卒塾生の1人から連絡をもらって、

「村上作品を人に紹介するのがあまりにも難しくて困ります!」

ということを言われました。

 

まさにその通り(笑)

僕は「ノルウェイの森」に限らず、

村上作品が大好きで(多分)全作読んでいるのですが、

「何がそんなに良いのか説明して?」

と言われても、「さぁ?」としか言えないのです・・・

 

この「ノルウェイの森」では、

主人公の周りの人間の多くが「自死」を選ぶわけですが、

それが感動的に書かれているわけでも、

悲観的に書かれているわけでもなく、

ただ起こったことの事実として書かれているのです。

 

文体や表現は独特で、

疲れている様子の女の子に対して、

「ゆっくり休んでね」と言いそうな場面で、

「僕の時間を少しあげて、その中で君を眠らせてあげたい」

という言葉をかけるわけです。

(ちなみにこの表現がたまらなく好き)

 

 

小説の表現や登場人物の言動で、

後の指針となるようなこともありましたし、

得られるものが多かったというのも事実なのですが、

村上作品は学びを得るものでも、

問題提起をして答えを探すものではないと思っていて。

(この表現どこかで聞いたな?笑)

 

じゃあ、村上作品で特に「ノルウェイの森」を読んで、

僕が感じたことは何かということを、

敢えて言葉にすると、

 

 

「ただそこにいて、存在していることの尊さ」です。

 

 

ワタナベもそうだし村上作品の主人公って、

積極的に何かを能動的に行うというよりは、

周りの影響で色々なことに、

巻き込まれるということが多くて、

行動することへの強い意思みたいなものは感じないのです。

 

 

でもだからこそ、主人公に起こる様々なことに対して、

読者である我々が考える余白みたいなものがあるので、

読み終わった後に「〇〇感」みたいな、

明確な感情は持てないんですけど、

何かよくわからないそのときは、

まだ名前のない感情が生まれるんだろうなぁと思います。

 

「考えることが出来る」というのは生者の特権だと思っていて、

だからこそ村上作品の主人公は(基本的には)死なないし、

精神世界にはよく飛びますが、

物理的な肉体を所持した状態で居続けるのかなぁと。

 

 

村上春樹のエルサレム賞の受賞スピーチで、

有名な一節があります。(以下、引用)

 

Between a high solid wall and small egg that breaks against it,

I will always stand on the side of the egg.

Yes,no matter how right the wall may be,

how wrong the egg.

I will be standing with the egg.

 

 

 

各個人に最適化された情報しか得られず、

問題の答え合わせですらパーソナライズ化され、

自分の考えしか認められないようなこんな時代だからこそ、

読むべき作品が、

 

 

 

 

 

「ノルウェイの森」に代表される村上作品だと思います。

 

 

↑「BUY ON  AMAZON」をクリックして購入しよう!

ちなみに来週の23日(水)には、

長編最新作「街とその不確かな壁」

が待望の文庫化となって発売されます!

そちらもぜひ上記のリンクからご購入ください!

 

 

ちなみに今回の「本の紹介その⑦」に合わせて、

「ノルウェイの森」を読み返そうと思ったのですが、

 

 

別館にかつて用意していた、

「村上春樹コーナー」が、

2023年7月の水害で甚大な被害を受けて、

「ノルウェイの森」も水没してしまいました・・・

だから今現在「ノルウェイの森」を持っていないの・・・

(誰か購入してプレゼント・・・来月生誕祭・・・)

 

 

また4月18日(金)~21日(月)は、

「スマイルSALE ゴールデンウィーク」です!

GWに読みたい本や、

この機会に買っておきたいものも、

ぜひ上記のリンクからご購入ください!!

 

 

 

次回以降の予定です!

 

4月24日(木)「今年の10時間」

10時間チャレンジの今年のテーマを発表します!

開催日は5月5日(月)を予定しています!!

 

5月1日(木)「5月の業務連絡」

5月2日(金)「5月の立秋連絡」

 

 

時の洗礼を受けていないものを読んで、

貴重な時間を無駄にしたくない

そこのブログ読者の方も、

発表から38年経った「ノルウェイの森」は、

色褪せることのない名作です!!

まだ読んだことのない方はこの機会にぜひ!!

 

 

というわけで、「本の紹介その⑦」でした!

人それぞれに合う村上作品があると思っているので、

「読んでみたいけど私には何が合うかしら?」

という方がいましたらぜひ聞いてください!

オススメの村上作品を紹介します!

 

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