5期目に向けて
明日から新年度ですね。
それに合わせて今日は、
「5期目に向けて」
という内容でお話したいと思います。
一ヵ月前の状況で、
このタイトルでブログを書くのであれば、
5期生の皆様はあまりやる気ないので、
5期目はほどほどに頑張ります~
で終わっていたと思います。
まぁ、今もその気持ちがないわけではないのですが、
ちょっと状況も変わってきて、
「なんとかしなきゃなぁ~」くらいには思っています。
(急に塾生がやる気に満ちたわけではない笑)
僕は自分の素晴らしい長所を補って余りある
たくさんの欠点を抱えているのですが・・・
(こういうものの言い方とか笑)
その一つが「他者との共感性」
のなさだと思っています。
もうちょっと解像度を上げて言うと、
「他人に同情をすることがない」
というのが正直なところです。
もちろん他者から同情されるのも困ってしまって、
同情している精神的労力を、
対処する肉体的労力に割いた方がいいのになぁ~
と考えてしまう人間なのです・・・。
僕は母子家庭で育てられました。
幼少期は祖母に預けられ、
(だから今でもお婆ちゃんっ子です)
小学校低学年の頃は母の友達のご実家
(このような関係を他人といいます笑)
で面倒を見てもらいました。
小学校高学年になると一人で家で過ごすことが多く、
(だからゲームが好きになったのでしょう)
わりと早い時期から自分で食べるものを
用意するようになりました。
一度ミスって夕飯が少量のポテトサラダのみに
なったときはちょっと泣きましたが。
という話を新卒1年目のときに、
当時の会社の上司に話したんですよ。
「どういう家庭環境だったの?」と聞かれたので。
「こんなんでした~」という感じで。
(実際はもうちょっとエグい内容ですが笑)
そしたらその上司が泣くわけです・・・(´;ω;`)ウゥゥ
「苦労したんだなぁ~」と言いながら。
おそらく同情されたのでしょう・・。
僕はもうパニックです・・・(´・ω・)??????
ナゼコノヒトハナイテイルノダロウ・・・
イヤダ・・・コワイ・・・
多分、僕が不幸で大変な思いをしたとでも感じたのでしょう。
(その感性を否定しているわけではないです。何を思っても自由です)
祖母と暮らしたことで、
「力の弱い人には優しくしなければならない」ことを学びました。
(だから僕は子供、老人、女性には優しい!男性は扱いが雑・・・笑)
他人の家に毎日お邪魔する経験をしたことで、
「コミュニケーション能力」を手に入れることが出来ました。
一人で過ごす多くの時間が僕の精神を作りました。
大学生になって一人暮らしがスタートしてもノーストレスでした。
色々な経験って無駄にならないんですよ。
だから「人と違う」ということは、
それだけで価値があることも多いんです。
(こうやってネタにも出来るし)
母は僕に(金銭面では特に)苦労させないように、
めちゃくちゃ働いてくれました。
美味しいものを食べさせてくれて、
良いお洋服も着させてもらえて、
大学の学費も奨学金なしです。
だから何も苦労していないし、
何も不幸でもないんです。
だから同情されても困るんです。
書いていて思ったのが、
「母子家庭割引」なるものがある塾も、
この世に存在するようなのですが、
(開業時に色々調べた)
とても微妙な気持ちになりましたね・・・。
上記の母の頑張りを、
「同情でお金に還元している」ような。
(でも行動にするだけマシなのかな・・・?)
それであれば
「所得に応じて授業料割引します」
の方がまだ理に叶っている気がします。
話を元に戻します。
明日から高校3年生になる学年は、
高校生活のスタートがコロナによる休校からスタートしました。
それからも度重なる影響を受けて、
この学年は高校生活を送ってきました。
・修学旅行が縮小(もしくは中止)
・学校祭や球技大会の縮小
・県外移動の規制
・オープンキャンパスのオンライン化
・お祭りの中止
挙げればきりがありません。
考えればこの学年は、
「通常の高校生活」
というものを一度も
送れていません。
可哀想だと思います。
なんとかしてあげたいと思います。
でも同情はしません。
なぜなら、ここは塾で、
入試に「同情点」はないからです。
もしかしたら日常生活では、
同情による恩恵というものが、
存在するのかもしれません。
でも入試では少なくとも僕の知る限りでは、
「同情による加点」は聞いたことがありません。
2022年3月31日時点で、
18歳~19歳の方々は、
明日、4月1日に急に「成人」になります。
誕生日を迎えることなく、
何かイベントをしてくれるでもなく、
明日から、見せかけの自由と引き換えに、
責任が重くのしかかります。
可哀想だと思います。
なんでもっと考えないんだろうと思います。
でもやっぱり同情はしません。
なぜなら同情をしても、
お金は稼げないからです。
(昔、「同情するなら金をくれ」ってドラマがありましたね)
「わたしはつらいから」
「がんばっているのになんでわたしだけ」
こう思っても何も変わらないんです。
自分の望む未来には連れて行ってくれないんです。
ただ本当に心や身体が疲れているときは、
ゆっくり休むようにしてください!
(僕はこれを昨日、バイトの子に言われた笑)
今年3月は、前期試験での過去最高の結果を出せました。
本荘から秋田市まで歩いて帰ってきて、
卒業記念の品を卒塾生に渡すという最高の経験が出来ました。
3月18日は一生忘れることのない最高の思い出です。
でも同時に、僕が大切にしているものを傷つけられました。
本当に大切にしているものを、
土足で踏みつけられ、
唾を吐かれました。
本当は、ここでぶちまけたいですよ。
〇〇に、多くのものを奪われたって。
・大切なこれまで集めてきた情報
・一年という取り返しのつかない時間
・100とか200では済まない金銭面
(でも不思議とこれが一番どうでもいい)
「僕可哀想でしょ」
「頑張っているんだよ」
「だから同情して」
そんなことを思いますよ。
でもそんなことをしても、
意味がないんです。
何も改善はしないし、
状況は好転しないんです。
だから「やるしかない」のです。
ブチ切れそうになる気持ちを抑えて、
冷静になって、
今優先してやるべきことをあぶりだして、
それにただただ対処する。
それしかないんです。
申し訳ないけど、
僕は4期生に持っていた、
「想い」のようなものを、
5期生全員には持てないです。
中学生から通ってくれて部活で全国大会行きながら頑張っている子とか、
4期生から「想い」を託された既卒生の子達とか、
そういう子に対しては、「想い」はあります。
でも全体に対しては、
やっぱり新年度が始まる前日の今日まで、
持つことは出来ませんでしたし、
これからも持てないと思います。
それでもこの5期生には、
全員第1志望合格
して欲しいと思うし、
そのために全力を尽くします。
(仮に5期生が全力を出さなくても)
なぜなら、僕はこの状況に屈したくないからです。
たった一人の気まぐれに僕の大切なものを、
これ以上傷つけられたくないからです。
僕は元々この1年を、
「自分のために使う一年」
(30代最後の1年だし)
と決めていました。
それは変わりません。
自分のために使います。
自分のプライドのために、
僕は5期生を全員なんとかします。
そうでもしないと、
僕は今抱えている感情を、
昇華できないです。
4期生へ感じていたポジティブな感情ではなく、
(本来それは僕が持ち合わせていないものです)
僕が本来持っているどす黒い鬱々とした感情を、
生徒にぶつけるのではなく、
状況にぶつけるのでもなく、
〇〇にはぶつけたいけど我慢して、
僕は自分にぶつけてエネルギーにします。
状況とか能力とか時間とか
嘆いている暇があったら、
やってください。
考えている暇があったら、
やってください。
期待はしません。
僕は僕のために頑張ります。
支離滅裂な内容になってしまい、
申し訳ありませんでした。
まぁ、僕の経営する塾のHPなんでお許しを(笑)
次回は明日(4月1日)、
「4月の業務連絡」です!