2023年度を終えて
今日は「2023年度を終えて」という内容で、
お話したいと思います。
前提として、
2023年1月14、15日に共通テストを受験した方々を、
「5期生」と呼んでいます。
5期生は全員で6名いました。
全6名「5期生」の合格実績です。
筑波大学・人間学群
秋田大学・医学部・保健学科
秋田大学・教育文化学部
青森公立大学・経営経済学部
早稲田大学・国際教養学部
立教大学・現代心理学部
立教大学・社会学部
津田塾大学・学芸学部
東北学院大学・法学部
合格実績としては、
「3期生」に近いですね。
(内進者が出たところも)
⇈そのときの感想
でも2年前のこのときの感情と、
今の感情は全然違います。
じゃあ、どんな感情なんだ?
と言われても、困るんですけど。
第1志望に合格した子、
納得して第2志望に進学する子がいるので、
絶望感ではないし・・・
合格しようと、
合格しまいと、
僕の能力は変わらないので、
無力感とも違うし・・・
あれをすれば良かった、
これをすれば良かった、
という後悔があるわけでもないし・・・
僕は僕の感情に名前をつけることが出来ないので、
対処法がなくて、とまどっているのです。
「しっくりこない」
これが多分、一番近い表現だと思います。
「塾のブログでこいつ何言ってんだ?」
という感じだと思いますが(笑)
この時期って塾にとって、
めちゃくちゃ重要な集客の時期なのです。
(新規の方が一番最初に見るブログがこれかも笑)
なんとか取り繕わなきゃいけない・・・
ということはわかっているのです。
取り繕ってみましょう!!
2022年度・2023年度合格実績!
秋田大学医学部医学科 3名
北海道大学・総合入試・理系
東京藝術大学・美術学部
筑波大学・人間学群
金沢大学・医薬保健学域・薬学類
早稲田大学・国際教養学部
早稲田大学・商学部
東京理科大学・薬学部
他多数
合格実績が(見た目上)イマイチだった年に、
塾でやりがちな合格実績の合算です(笑)
そして合格実績が良い年は単年で出すという・・・
例)
2021年度合格実績→2022年度合格実績が掲載されず・・・
→2023年度合格実績が掲載されると同時に、2021・2022年合算表記へ・・・
吸収された学年の卒塾生はどんな気持ちなんでしょう・・・?
そして「他多数」のインパクトってすごいですよね(笑)
人それぞれの努力をまとめちゃう威力よ・・・
今年度、秋田大学・教育文化学部に合格した既卒生がいたんですけど、
めちゃくちゃ頑張っていたわけです。
その子の頑張りを1年見ていて、
「こいつすげえ~なぁ~」と思うわけです。
でもこの合格実績って、
正直、今のうちの塾としては、
周りからは(ほぼ)評価されないんですよね。
でもだからと言って、
合算していつのものかわからないようにしたり、
「他多数」ってまとめたくないんです。
さて集客(お金)のためです。
致し方ありません、
取り繕いを続けましょう。
これまで秋田大学を受験した女の子の生徒、
9名全員合格!!
秋田大学・医学部・医学科 5名
秋田大学・医学部・保健学科 3名
秋田大学・教育文化学部 1名
塾の近くにある、
聖霊高校さんの生徒に媚を売ってみました!
これで集客は万全です!
ただこの表記の仕方によって、
1期生の医学科を志していて、
2浪もしながら死に物狂いでやって、
なんとか後期で秋大の医学科に合格した、
男の子が抜け落ちちゃうのです・・・
都合良くフィルターをかければかけるほど、
そのフィルターにかかっちゃう、
ちゃんとした子が出ちゃうんです。
こういう風に、
合格実績を出せば、
集客には役に立つし、
とても良い感じに映るし、
収益も出せることはわかりきっているのです。
ただ僕は、こんな風に操作したくないんです。
なぜって・・・?
だって・・・
「ダセェ」って思っちゃうから(笑)
こういう行為は、
校門前配布とは違って、
違法性は薄いとは思うので、
(ワンチャン景品表示法にひっかかるくらい)
やることに対して、
全然否定的でもないし、
そもそも塾は収益が目的なので、
稼いでいる塾が正義です。
ただ僕は「ダサいなぁ~」と思っちゃうんです。
で、僕が一番嫌なのは、
新規の方が増えず、
「まったく稼げないこと」
ではないんです・・・。
何が一番嫌かって、
卒塾生ならびに卒塾生のお母さんに(もちろんお父さんにも)、
「立秋、ダサくなったな」
と思われることなのです。
うちの塾のブログは不思議なもので、
卒塾生のお母さんがよく読んでくれているのです。
(お母さんやっほ~、別館に角館の物産買いに来て?笑)
その方々に、
「ダサいことしてんなぁ~」
と思われるくらいなら、
集客出来なくてもいいや
って思っちゃってるんです。
だからどういう合格実績だったとしても、
毎年・毎年、一年ごとの報告として、
「20○○年度の合格実績」
として、一年間掲げていきたいな、
と思っています。
一年前には考えてもいなかった進路に進学する子もいます。
でもその子は、この一年色々悩んで、
ダメだったことも多くて、
でもそれでも納得して進学することが出来ます。
(お米ありがとう!!だいたい2か月で食べきる!笑)
受験生にもかかわらず、
共通テスト一か月前に、
「すずめの戸締まり」
「THE FIRST SLAM DUNK」
を見に行って、
「これで落ちたらどうなるかわかる?」
と脅されながら、
見事第1志望に合格した子もいます。
要領よく出来る子はそれでいいと思います。
「努力は何のためにするのか?」
この問いに対して、
「成功するため」
と答える方とは、
僕は分かり合えないと思います。
そもそも「成功」って、
偶然起こり得るので。
僕の好きな経営者が、
こんなことを言っています。
成功はアートなので、再現性がない。
失敗は大抵、同じことで起こるので、
失敗を減らすことは出来る。
負けないから勝てる。
僕も大部分は同じ考えをしています。
「この塾に来たら合格出来ますか?」
「いや、知らんです。あくまで実績は過去のもので再現性はないです。」
こんなやり取りを新規の方とは交わします。
「じゃあ、努力は失敗しないためにするのか?」
それも僕は違うと思っています。
努力は、
失敗しても、
後悔しないためにするものです。
「あのとき、残された時間で、僕は(私は)やりきったな」
そこに嘘や偽りがなく、言えるくらい努力したのであれば、
後悔はないような気がします。
今日、5期生で、最も努力をして、
(なんなら歴代の塾生の中でもトップクラス)
周りのことを考えてくれて、
めちゃくちゃ良い奴で、
でも第1志望に届かなかった子が、
挨拶に来てくれました。
その子は「やりきって」
進学先の大学へ旅立ちます。
僕がこの子に対して思うのは、
「クッソカッコいいな!」
です。(まぁ、女の子ですけど笑)
僕がこれからの塾生に対して思うのは、
「この子のように受験終えて欲しい」
ということです。
第1志望に合格するかもしれません
合格出来ないかもしれません
どちらにしても、
後悔なく受験を終えて欲しい
と思います。
一人でも多くの、
クッソカッコいい姿を、
見たいなぁ~と思います。
そして「5期生」の皆様、
「ダサい奴」にはならないでください。
この先待っているのが、
光輝く明るい未来!
であればいいなぁ~
とは思っていますが、
まぁ多くの場合、
そうはなりません。
つらくて
きつくて
たいへんで
何も上手くいかず
誰もわかってくれず
暗いトンネルを抜けたら
その先に道はなく
雨がやむのを待っていたら
雪がふってきたり
残念ながら、
人生ってそんなもんです。
でもそんな人生を生き抜くのに、
塾での経験が少しでも役立っていたら、
嬉しいなぁ~と思います。
で、結局、自分の人生を決めるのって、
親や環境や国や才能ではなく、自分なんで。
自己中心的かもしれないですけど、
自分が良ければいいんじゃないですか。
自分が納得していればいいんですよ、それで。
僕は。ダサいことをして塾を続けるくらいなら、
バイアウトして塾を換金化して塾を閉めると思います。
(一応、今のところその予定はない)
別にそれが「カッコいい」とか思っているわけではなくて、
僕は僕の思うように生きているだけです。
ただその中で、
優しい言葉をかけてくれるお母さまに支えられたり、
仕事を頑張って子供の塾代を稼いでくれるお父様に支えられたり、
出来ないことに涙を流しながら頑張っている姿に心打たれたり、
くそみたいな言い訳をする塾生にブチ切れたり、
毎日毎日塾に来て努力する姿に憧れたりするわけです。
どんな生き方をするかわからないし、
どんな仕事をするかもわからないけど、
出来れば僕みたいに、
めちゃくちゃ素敵な方々に囲まれた人生を送って欲しいなぁ~
と思います。
2023年度一年間ありがとうございました!!
2024年度に受験生となる、
「6期生」の皆様・・・
覚悟しておいてね?笑