2021年度を終えて・・・
今日、3人の塾生が進路報告の挨拶をしに来てくれて、
それをもって僕の中で、2021年度が終了したので、
「2021年度の振り返り」をしたいなと思います。
前提として、
2021年1月に共通テストを受けた年度を「2021年度」と呼び、
2021年3月に高校を卒業する学年を「3期生」、「この学年」と呼んでいます。
個人をアルファベットで呼んでいますが、イニシャルではなく、
単に順番にアルファベットをふったものです。
また、特定の個人・団体を否定するつもりはないことを、
あらかじめ明記しておきます。
そしてこれが一番大事ですが、
今回の内容は「僕の感想文」であって、
「塾について」・「勉強について」など、
お役立ち情報は一つもありません・・・。
前置きが長くなりました・・・
まずは「3期生」の合格実績です!(全7名)
🌸東北大学・経済学部
🌸秋田大学・教育文化学部
🌸宇都宮大学・農学部
🌸高崎経済大学・地域政策学部
🌸青山学院大学・社会情報学部
🌸麻布大学・獣医学部・獣医学科/動物応用科学科
🌸共立女子大学・看護学部
🌸東北学院大学・教養学部
「1期生」、「2期生」に比べて、
物足りないように感じる方もいるかもしれませんが、
そんなん僕にはどうでもよくて、
「みんなよく頑張ったなぁ~」という思いです。
2018年7月に開業した当塾にとって、
この学年は「高校1年生」から通ってもらった初の学年でした。
そんなこの学年を一言で表すと、
「あまりの多様性に対して、めっちゃ苦労した学年」です・・・
というのも、この学年で入塾した高校生の内、
半分くらいしか最終的には残らなかったのです・・・
(以下、ネガティブな内容を含みますが、
個人を否定する意図はございません。
今通っている生徒・ご家庭、
これから通うかどうかを検討しているご家庭には、
こんなことしないで欲しいな~という願望です)
・塾内で禁止しているエナジードリンクを毎回摂取し、
注意されてもそれに従わず、遅刻を繰り返し、
数ページの宿題を出した次の授業からこなくなったA君
(当塾、初の退塾者でした・・・)
・遅刻を繰り返すことを注意したら、
当日キャンセルを繰り返すようになり、
しまいには、
「なんで個人塾の塾長ごときにそんなことを注意されなければならないんだ」
という内容の罵詈雑言の嵐を述べて去っていったB君(とそのご家庭)
・面談の予定を立て当日を迎えたものの、
待てども待てども現れなかったCさん(とそのご家庭)
(この方々は塾生ではないか・・・笑)
・授業日を勘違いして教室に現れた翌日に、
「塾やめます~」とお気軽にLINEで報告してきたDさん
(退塾の連絡はせめて、保護者様から電話でお願い致します・・・)
・高3の7月に「なんとかしてください~」と言って入塾し、
当日キャンセルの繰り返し/予約なしの突撃アポ(からの1時間のご相談)
授業に対しての強制と破棄(これによって僕の半日が失われました・・・)
集団授業の妨害などの行為を一ヵ月という短期間に働いたEさん
(辞めるという連絡もなくこなくなりましたが、
とりあえず渡したものを返して欲しかったです・・・)
上記は全て、「この学年」の方々が起こしています・・・
これだけ見ると、うちの塾、治安悪いですね・・・(笑)
繰り返し言っておきたいのは、
上記の方々を否定する意図はまったくないです。
過去を嘆いた後ろ向きな発言ではなく、
あくまで「僕個人の感覚とは合わない」ので、
「こういうことはしないで欲しいなぁ~」
という未来に向けた注意喚起だと思ってください!
じゃあこの学年に対して、
「ネガティブな印象しかないのか?」
と言われると、
「まぁぁぁぁったくそんなことはなくて、むしろ楽しかった!」
という印象です。
・「東北大オープン」系の模試で、
全国成績上位者に名を連ねて、
「これで落ちたら笑えなくね?」
と僕に煽られながら、無事合格したFさん
(開業した当初、高校1年生から通ってくれてありがとう!)
・文系ながら数学を頑張り(最高で県内6位・・・頑張り過ぎ笑)、
将来のことを考えて、理系学部に進学したGさん
(この子も高校1年生から通ってくれた、ありがとう!)
・ずっとE判定ながら、最後の最後、
共通テストで結果を出し(直前の模試から+100点)、
地元、秋田大学に合格したK君
(高校1年生・・・以下略)
・浪人生活を当塾で過ごし(正確には「この学年」ではないけど)、
ずっと私立大学を志望しながら、
なぜか国公立大学に進学することになったI君
(2次試験が数学満点でなんとか救われて良かった・・・)
・運動部を頑張りながら、
眠い目をこすりながら通ってくれて、
「頭脳勝負だと分が悪いよね~」
と失礼なことを言われながら、
「それなら愛嬌勝負ですね!」
と面接重視の推薦で看護学部の合格を勝ち取ったJさん
何より、3月3日の卒業式の日に、
わざわざ塾に顔を出してくれた子もいて、
一緒に写真を撮ったのは最高の思い出です。
光の加減も相まって、すっごい良い写真が撮れました!
(大事な生徒の写真をネットにあげたり見せることは絶対ないけど)
その代わりの写真がこちら↓
まぁ、この記念すべき日に、
死角にいて見えなかった塾生のお母さまに対して、
「うっせぇな~」と呟いてしまう、
「3・3 うっせぇな事件」を引き起こしているわけですが・・・
(お許しいただきありがとうございます笑)
嫌な(嫌なって言っちゃった笑)思い出だけではなく、
それ以上に良い思い出もたくさんあって、
「苦労もしたけど思い出深い3期生」という感じです。
と、そんな中で「3期生」になりそびれた子が一人います。
その子を排除して「2021年度を終えて」という記事を書くのも、
「卑怯だなぁ」と思ってしまったので、
その子についても書かねばなりません。
高校3年生の4月に入塾したHさんは、
どうしても行きたい大学があります。
大学名をここで言うのは簡単ですが、
「〇〇大学を目指している優秀な生徒が当塾にはいます!
だからうちの塾はすごいでしょ!」
という手法が〇〇ほど嫌いなので、
(それをして本人のためになるんですかね?)
ここではH大学とします。
最初の面談のときに思ったのが、
「現在の成績とH大学のレベルの高さを考えると、
1年間では厳しいよね~」というようなことです。
それをそのまま伝えると(失礼ですね笑)、
「それでも頑張ります~」とのことだったので、
通塾がスタートしました。
入塾してすぐに休校期間になったため、
「オンライン対応」で授業を行い、
その後も「遅刻・欠席」一切なくちゃんと通ってくれました!
「この学年」はそれだけで奇跡!!
どれだけ模試の判定が厳しくても、
「H大学しか行きたくない!ダメだったら浪人します!」
と言い続け、その意思の強さに、
「かっこいいなぁ~」と思ったものです。
共通テスト前には、お母さまとも面談し、
「H大学を現役で合格することの厳しさ、浪人することのリスク」
等を説明させてもらいました。
お母さまとしては、
「もちろん受かってほしいが、
本人の意思が固いので一浪目まではしょうがない。
さらにはコロナも怖いので4月から県外に進学させたくない」
という考えをお持ちでした。
それなら、ということで僕が提案したのが、
「ワンチャン今年受かったら(本当に失礼・・・笑)、
すぐに休学してうちでバイトとして働きますか?」
というような内容です。
「ダメだった場合でも責任を持ってうちでお預かりする」
ということもお伝えしました。
ただ同時にお伝えしたのは、
「H大学しか行かなくても、私立の併願は絶対に必要です。
それが来年も受験するとしたら、本人のためになります」
というようなことです。
その結果、私立の獣医学部を併願することになりました。
(Hさんは動物が好きという単純な理由です笑)
共通テストを終え、
私立の獣医学部の配点で83%を取ることが出来ました。
(本当この一年頑張ったと思います)
無事、共通テスト利用で合格を勝ち取ります。
その後、2月25日の「前期試験」に向けて、
「人生で一番勉強した」という日々を過ごします。
前期試験を終え、卒業式を迎えながらも、
「後期試験」に向けて勉強を続けます。
「前期に向けたときよりもっとやっている」
という10日間を過ごします。
その間に、私立の獣医学部の手続きの締め切りが過ぎました。
一応、ご家庭の名誉(になるのかはわかりませんが)のために言っておくと、
私立の手続きを見送ったのは、「授業料」が理由ではありません。
H本人の意思の尊重と、我が子を今年は県外に出せないという親心からです。
そのような中で先日、Hは後期の合格発表を迎えました。
そして合格発表を終えた当日、
Hは1つ下の学年と一緒に、
「2022年度入試に向けた春期講習」に参加しています。
当塾、初の「内進」です(内部進学言うなって感じですが笑)
Hは言います。
「記録を止めて本当すいませんでした」と。
僕は言います。
「記録も大事だけど、お前なら許せるわ」と。
無責任に聞こえるかもしれませんが、
「僕の力不足で申し訳ありませんでした」
という感情が1mmもなくて、
(1μmくらいならありますが)
お互いにやることをきちんとやってダメだったのなら、
それは「時間が足りなかった」ということと
「運が足りなかった」ということだと思います。
だからこそ来年こそは、
「運を凌駕する実力をつけて(つけさせて)、
H大学に絶対に合格させよう」と思います。
(幸いにも時間はある程度あります)
なぜこんなこと(Hについては避けようと思えば書かなければいい話で)を書いたかというと、
もうすでにスタートしている「2022年度入試」を受ける「4期生」のためです。
「記録が止まったからよかった」
(そんなことを思う人はいないと思いますが)
「ダメでもうちの塾で浪人しよう」
(生半可は覚悟で内進はさせません)
こんな雰囲気になることを防ぐために、
今回Hはこのような内容を書くことを許してくれました。
このHの想いを無駄にしないためにも、
「4期生」は全員「第1志望」に合格してもらいます。
そして、「3.5期生」となったHには、
H大学に合格してもらいます。
4000字を超えるこの記事を読んだ「4期生」がいたら、
時間を無駄にしている暇はありません。
すぐにブラウザを閉じて、
ノート・参考書を開いてください。
2022年度入試は既に始まっています。
Hを含めた「4期生」の皆様には期待しています。
頑張ってください。
僕も頑張ります。
というわけで、
「2021年度を終えて」という内容でした。
後半は「2022年に向けて」という内容になってしまいましたが(笑)
新生活を始める「3期生」の皆様が、
実りの多い、充実した大学生活を送れることを、
闇の中から応援しております!!
また、怪しくてたまらないうちの塾に通わせてくれた、
保護者の皆様、本当にありがとうございました。
皆様からの暖かいご支援によって(主に授業料)、
色々な感情を得ることが出来ました。
心より感謝申し上げます。
PS 先週一週間は本当、色々なことがありました。
卒塾生のために、自転車で潟上市までプレゼントを買いに行ったり。
とうとう、「EVA」が終劇を迎えてしまったり。
父の葬儀があったり。
なんだったら、人生で一番濃い一週間だったかもしれません。
そんな中、3月に入塾し一足早くスタートしていた、
「当塾で2浪目」予定だった子から、
昨日電話がありました。
「後期で、秋田大学・医学部・医学科受かってましたぁ~!!🌸」
「え?マジ?受かるん??」というリアクションをしてしまいました(笑)
本当におめでとう!!だし、良かったと思います!!
入試には「運」も必要です。
「運が良くて合格する」こともあります。
でもそれは「運が悪ければ不合格」ということです。
僕は、「4期生」を
「運に左右されない状態」にしたいと思います。
おつかれさまでした。
ありがとうございました。
がんばります。