数字に強いとは
今週で全ての高校の「前期期末試験」が終了します!
皆様お疲れ様でした!!
そんな中、21日(土)~23日(月)の3連休で
塾の滞在時間の上位3名は以下の通りです。
(10:00~22:00まで計36時間、塾は開いていました)
一位 33時間(3年生)
二位 32時間(1年生)
三位 31時間(1年生)
ちなみに僕は途中に脱走したりしているので、
合計30時間です。(3位にも食い込めない・・・)
明日以降、部活を再開する1・2年生は、
身体が固まっていると思うので、
よくストレッチしてください~
(あとは長時間自習するときは、
スタンディングテーブルを使う、
ちゃんと休憩、ご飯を食べる等、
身体をいたわりましょう~)
3年生は定期が終了しても、
まだまだ終わりではありませんが、
「定期終了日」くらいは少しペースを落とし、
ゆっくりする時間を設けてください~
「数字に強いとは」というタイトルなので、
「自習時間」という数字でスタートしてみましたが、
長時間の自習を促しているわけではありません。
でも、頑張っている人が評価されてもいいと思うので、
明日「ラグビーW杯会場」で何かお土産買ってきます!
なぜ「数字に強いとは」という内容を書こうと思ったかと言うと、
前月の「MENSA」合格を生徒達とネタにしていたときに、
(詳しくはこちら⇒MENSA)
「人類の上位2%以内のIQってすごいですね~」
と言われたのですが、
「ホントにすごいか?それ??」
と思っていたのです。
(注.決して「MENSA」という団体を否定しているわけではなく、
生徒の感じる「すごい!」が過剰に伝わっているのではないか、
と思ったということです)
「上位2%」と聞くとなんだかすごそうですが、
秋田県の人口を100万人とすると、
2万人もいますからね・・・。
「僕、秋田で2万位のIQなんだけどさ~」
なんか、途端にしょぼくなりましたね・・・。
偏差値で考えましょう。
得点の分布が正規分布と仮定したときに、
上位2%とは、「偏差値70」くらいです。
当塾は「偏差値70」に対するリアクションが、
「秋田で一番薄い塾」だと思うので、
「模試の数学で偏差値70取れました~」
と言われても、
「お~、良かったね~、復習ちゃんとしようね~」
で終わりです。
さすがに昨年の生徒が弾き出した、
「全科目偏差値70over」や、
過去の生徒が達成した、
「高3になって始めた物理を2か月で偏差値70」
なんかはびっくりはしますが、
そもそも、過程<<結果だと思うので、
やっぱりリアクションは薄いですね・・・。
さらに言うと、
「中学受験の偏差値70」
「高校受験の偏差値70」
「大学受験の偏差値70」
でどれが一番、同世代で試験学力が高いかわかりますか?
(答えは最後に書きます)
ようは、「数字」だけ与えられても、
その数字が、「どのような意味を持つのか」まで
考えられないと価値がないということです。
「○○高校合格率100%!」
という他塾のチラシを見た生徒が、
「でもこれって、何人いるかわからないと意味ないですよね?」
と僕に言ってきたときには、
「さすが僕の生徒だわ~」と思いました(笑)
僕も同じ手口を使おうと思っていただなんて言えない・・・
「秋田大学医学部医学科合格率100%!!(実際は2名)」
チラシに書こうと思っていただなんて言えない・・・
僕が教えているのは、「受験数学」なわけですが、
「それだけ出来るようになってもしょうがないよね」
とは思っていて、(もちろん受験で点数は取れる前提で)
「受験数学」を通して、「数に強くなってもらえたらなぁ」
と思うわけです。
特に、「筆算」は数の取り扱いが「作業」になってしまうことが多いので、
生徒にはなるべく「暗算」するように言ってます。
将来、数を取り扱うときに、
だいたいの「概算」で頭の中でイメージをつかむことになりますし、
正確な値が知りたければ、PC or スマホがあるので、
紙に計算する「筆算」って意味あるのかな~?と思っています。
まぁ、ここらへんは人によって考えが違うかもしれませんが。
「数字に強くなる」のに、
「数学に強い」というのは、
あまり関係なくて、
その数字の持つ意味や、
背景にある情報を考える癖をつけると、
いいと思うよ~という、ゆるい結論です。
次回は、「お金についての考え方」を木曜日、
「働き方について」を日曜日に更新予定!!
ということで、明日は
「ラグビーW杯にチケット忘れず行ってきます!!」
ちなみに偏差値70の中で、
一番すごいのは、「中学受験」です!
理由を知りたい方は聞いてください~