塾にまつわるお金のあれこれ2
今日は、「塾にまつわるお金のあれこれ2」
という内容でお話したいと思います。
なぜこんな話をしようと思ったかと言うと、
ここ最近塾生から、
「特待制度があるって塾業界って闇深いですよね・・・」
「この塾って兄弟で通って、他塾の一人分満たないですよ・・・」
というような話をされたので、
改めて、(僕の考える)「塾のお金について」
的な内容を話そうかなぁ~と思ったわけです。
過去の記事はこちら⇓
2019年5月の記事
さてまずは、僕個人のお金の価値観からです。
僕の年収はいくらくらいだと思います?
それをここで言ってもいいのですが、
どうやらこの国では、
年収を公にするのは、
ご法度のようなので聞きたい方はこっそり聞いてください(笑)
ここでは仮に、年収300万円とします。
僕の立場でボーナスという、
とても素敵なシステムは存在しないので、
月に換算すると、単純に12で割って、
月収25万円です。
使い道の内訳⇓
15万円・・・祖母の施設費用
5万円・・・税金で持っていかれます~
5万円・・・生活費
だいたいこんな感じです~
物欲みたいなものはほとんどないので、
「あれが欲しいなぁ~」と思うことはないですし、
(8月で車検が切れるので車をどうするか悩んではいるけど)
食べ物に求めているのは栄養素だけなので、
食費もあまりかかりません。
(カロリーメイトで十分!)
手元に幾ばくかのお金があったら思うことは、
「この○○円をどう使ったら一番ネタになるかな?」
ということなので、貯金をしようという気はないですし、
¥5,000あったから、立川志の輔さんの落語を見に行ったり、
¥10,000あったから、卒塾生に美味しいものでもご馳走する。
という感じで生きております。
どっちかと言うと、
倹約家ではなく浪費家だとは思いますが、
あまり関心がないので、浪費するお金もない・・・
という言い方が正しい気がします。
という考えをもっている僕が、
4年前塾を開業するにあたって決めたことは、
①よくわからない料金を発生しない
②集客のために割引をしない
③相手によって授業料を決めず、一律の料金にする
という3つのことです。
すっごい雑に言うと、
僕個人はお金に無頓着だけど、
僕の感覚を経営に持ち込まない
ということです。
①については、
塾によくある「入会金」や「冷暖房費」の類ですね~。
入会金に関しては、
「せっかく入会金を払ったのだから退塾するのはもったいない・・・」
という抑止力にしたくないのでもらっていません。
そのかわり、「無料体験授業」もないですけど。
「無料体験授業」をするために、「入会金」があります。
ということであれば、わからなくもないですが、
「それはすでに無料ではないのでは?」とも思います。
「冷暖房費」に関しては、生徒のために、
冷やしたり暖かくしたりしているわけではないですからね。
僕は暑いのも寒いのも嫌いです。
(ついでに言うと今の時期のジメジメが一番嫌い!)
僕が快適に過ごすために温度調整して、
その恩恵に与っているのが生徒達です。
その費用を保護者様に払ってもらおうとは思わないなぁ~
といったところです。
②については、
「母子家庭割引」とか
「友達を紹介したらクオカード¥5,000プレゼント」
とかの類ですね。
「母子家庭割引」については僕が一番やりたくない行為ですね。
僕も母子家庭でしたけど、
な~んかなめられてる感じがするんですよね(笑)
A お父さん・お母さん・兄・妹
B お母さん・子供
AもBも、大人と子供の比は、1対1ですからね。
大変さは変わらないんじゃないですか?
「兄弟姉妹が塾生の場合、2人目以降割引」
これは理に叶っていると思うので、
当塾でも採用しています~。
「友達を紹介したら~」
に関しては、友情の換金ですからね(笑)
紹介しても何も得がないのに、
今の生徒の多くは塾生・卒塾生からの紹介です。
このタイミングではありますが、
改めてありがとうございます!!
換金は出来ませんが、
僕の機嫌は良くなります!
③にかんしては、塾によくある
「成績の良い子を特待生で塾に確保して合格実績を上げる」
というシステムですね。
で、その分の授業料や経費が、
まったく関係のない方々に降りかかるという・・・
このシステムってすごいですよね。
その塾で働いている人って、どういう気持ちなんだろう?って思うのです。
特待生様には、丁重にもてなして
「塾のために実績上げてください~お願いします~」
それ以外の方には、
「もっと授業取らないと特待生様みたいにはなれないぞ!!」
という感じなんですかね?
(独断と偏見に満ちた意見です)
過去、うちの塾で成績の良い方々は、
秋田高校学年1位
秋田南高校学年1位
聖霊高校学年1位
医学部医学科全員合格(全7名)
北海道大学・総合理系
東北大学・経済学部
金沢大学・医学保健学域・薬学類
東京藝術大学・美術学部
慶應義塾大学
早稲田大学
そうそうたる成績を残してますけど、
誰一人として「特待生」のような
特別な待遇はしていないですからね・・・。
ちゃんと一人一人に目を見て、
「君が塾に課金してなおかつ実績を上げてもらわないと、
来年には塾潰れちゃいます!!」
と伝えてますよ・・・。
(一番ダメな大人は僕なのでは・・・)
後はたまに聞くのは、
「受験直前」ということを理由に相手の足元を見て、
1週間で50万とか、
1か月で100万とかを吹っ掛ける場合ですね。
これをやったら終わりだなぁ~と思っています。
なぜこんなに頑なに、
「割引」や「特別待遇」をしないかと聞かれたら、
僕はこう答えます。
「え?LOUIS VUITTONがsaleしているところ見た事あります?」
って。(そして僕は嫌われます・・・)
まぁ、これは半分冗談なんですけど。
(半分は本気なんだという・・・)
保護者様からいただいた、
授業料という大切なお金は、
「他者への割引」とか、
「他者への特待」とか、
そういう軽いものに使うことは出来ない
というのが、大きな理由になります。
僕は、器のとても小さな人間なので、
特待枠のある塾に子供を通わせる保護者だったら、
「なんで必死に働いて稼いだお金が、
見ず知らずのちょっと成績がいい子が優遇されるのに使われるのだろう?」
と思っちゃいます。
お金が(余裕)あるというのは、
ずごく主観的なことだと思うので、
人によって、家庭環境によって、
さらには(たかが)テストの点数によって、
支払うお金を(大きく)変えるのは、
とても失礼なことという気がするのです。
年収3000万円・開業医のCさんのご家庭
年収600万円・会社員のDさんのご家庭
年収300万円の立秋さん
この中で、一番お金があるのは誰なんでしょうね?
(一番塾費用を捻出出来ると言い換えてもいいです)
開業医のCさんが一番裕福層に見えますが、
もしかすると患者さんのために最新の医療機器を、
1億円で買ったばかりかもしれません。
それを考えると、一番経済的にリスクのある状態なのが、
Cさんかもしれません。
(そんな中、子供の塾費用を払っているかもしれない)
会社員のDさんが一番安定して見えますが、
パートで家計を支えていたお母さんが、
おじいちゃん・おばあちゃんの介護が必要になって、
パートを辞めざるを得なくなって、
世帯年収が大きく下がったかもしれません。
(そんな中、子供の塾費用を払っているかもしれない)
立秋さんは一番年収が低く不幸に見えますが、
住む場所はローン完済済み、借金なし。
車を手放したとしても、
「(ガソリン入れてくれれば)乗せてあげますよ~」
という卒塾生がいて、
車もいらないかもしれない。
(マジでありがとう!!)
ご飯を食べるお金がなければ、
「ご馳走してください~」と言って、
塾生・卒塾生の家にお願いするだけの図々しさをもっているので、
食費は実質0!一番お金に余裕があるかもしれない。
さらには、僕が子供の頃の母のように、
「子供には不憫な思いはして欲しくないから」
と思いながら女手一つで頑張って、
夜勤を増やしたり、仕事量を増やしたりして、
塾費用を捻出しているお母さんもいるかもしれない。
色々な人がいて、
色々な状況のご家庭があって、
それは否定することではないし、
良いと思うのだけど、
上記のような気持ちで、
なんとか塾費用を捻出しているご家庭もあって、
その人達に何も約束は出来なくて、
「絶対成績が上がります」とか、
「絶対合格させます」とか、
そんな軽い言葉は口が裂けても言えなくて、
僕が言えることは、
「お支払いいただいた額に見合うだけの仕事をしようと心がけます」
ということだけなのです。
毎月、毎月、まとまった額をお引き落としさせてもらっていて、
その度に、思ってもらえているかはわからないけど、
「こう思ってもらえていたら嬉しいなぁ」
という感情があって。
「今月も塾代けっこうかかったなぁ~。
でもうちの子、頑張っているなぁ~。
高いけど、それに見合う価値はあるかなぁ~。
よし!仕事(家事)頑張ろう!!」
って、思えてもらえるように、
頑張りたいなぁといつも思ってます。
というのが、
「塾にまつわるお金のあれこれ2」です。
ちょっと良い話っぽくなっちゃったので、
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お金自体にあまり興味はないけど、
お金を使って出来ることには興味があるので、
お金はたくさん稼ぎたいです~。
ぜひ課金してくれる方はご連絡ください~。
なお今日以降、休眠体制に入るので、
お問い合わせは、7月1日(金)からお願い致します!
今回の内容は、
「割引」、「特待」、「クオカード」をしている
同業他社様を否定する意図は一切ございません!
「感覚が違うよね~」とは思いますが、
それを否定する気がないことを記しておきます。
(その感覚を理解するつもりもないですが・・・)
それでも苦情を言いたいという方は、
当塾よりコスパの良いと思われる、
塾様の意見のみ聞き入れます。
当塾のコスパ
①高校3年間通って、
授業料・教材費・季節の講習費を全て込みで、
¥1,200,000を下回る
②既卒の場合は、
年間授業料・教材費・季節の講習費を全て込みで、
¥800,000を下回る
①もしくは②のいずれかを満たし、
うちより合格実績が良ければ、
コスパは良いと認めて、
わりとガチで謝罪します~
上記以外の方の連絡は、お控えください~。
というわけで、次回以降の予定です!!
7月1日(金)「7月の業務連絡」
7月2日(土)「4周年!!」
7月15日(金)まで不定期に、
「休塾期間の過ごし方」
的な内容をUPする予定です!
お楽しみに~!!