一つの時代が終わる・・・
今から、遡ること5年前・・・
2017年3月6日は何の日かご存知でしょうか・・・?
そう、週刊少年ジャンプ2017年14(いし)号で、
「Dr.STONE」の連載が開始した日です。
高3の塾生達「え?今日は私たちの話じゃないの・・・?」
立秋「いいえ、ジャンプ漫画の話です」
僕はかれこれ、
30年近く、
毎週欠かさず、
ジャンプを立ち読みしています・・・
(大人になっても買わないという・・・笑)
海外にいて、ジャンプの発売日に日本にいないときも、
ちゃんと後日読めるように準備をするくらいです。
どんなにつらいときも、
本当に生きる気力がなくなったときも、
「月曜日になったらジャンプが読める」
というのが心の支えです。
コンビニで泣きながら立ち読みしていることが、
月1回程度でありますが(まぁまぁな頻度ですね)、
見かけたとしても、そっとしておいてください・・・。
(怖くて誰も話かけることが出来ないよ・・・笑)
別々の場所で過ごしていた人達と、
大学生になったときに、
ジャンプという共通の話題で、
すぐにうちとけあうことも出来ました。
そんな僕が、
この30年で最も衝撃を受けた作品が、
冒頭でご紹介した、
「Dr.STONE」なのです。
第1話を読み終わった後に、
本当に嘘偽りなく、
このように思いました。
「あぁ~、この作品を読むために、
ずっとジャンプを読んでいたのだなぁ」って。
もっとメンヘラな言い方をすると、
「この作品を読むために、僕は生きていたのだなぁ」です。
僕は小説家ではないので、
そのときの感動をあらわす言葉を、
持ち合わせていないのが残念です。
ちなみに30年も読み続けていながら、
僕の選球眼はポンコツで、
「鬼滅の刃」も「呪術廻戦」も
第1話ではアンテナにはひっかかりませんでした・・・
(読み進めたらどちらも本当に面白いです!!)
2018年1月に、「塾を作ろう」と思ったのですが、
最初に決めたことは「そのときの生徒を守る」ということ、
次に決めたのは「塾にはDr.STONE」を置こうということです。
この作品が無ければ、
もしかしたら今とは、
違った塾だったかもしれません。
塾を作ってからもうすぐで4年になりますが、
この4年間、塾の本棚には1冊ずつ、
Dr.STONEの単行本が増えていきました。
この作品とともに、うちの塾はあったのです。
それももうすぐ終わります・・・。
来週のジャンプ2022年14(いし)号で、
Dr.STONEは最終回を迎えます。
今の感情も上手く言葉に出来ないのですが、
(表現出来る小説家でありたかった・・・)
もう読めないという寂しさはあります。
もっと売れたんじゃないか・・・という気持ちもあります。
でも一番思うのは、
毎週・毎週楽しく読むことが出来ました。
お疲れさまでした。
ありがとうございました。
ということです。
どういう終わり方であれ、
僕の気持ちは変わらなくて、
この数年間、
僕を支えてくれたこと、
生きる意味になっていたこと、
これは確かなのです。
僕は、この作品が終わっても、
同じことを繰り返すと思います。
同じことの繰り返しでも、
同じところをまわっているように思えても、
気合と根性で這いつくばってでも進むことで、
ちょっとずつでも前に進むことで、
その歩んだ軌跡は、「螺旋」となる。
だから僕は、この塾を、
「Spiral」と名付けました。
次の衝撃まで何年かかるかわかりません・・・
(30年はかけたくないなぁ・・・)
僕はこの作品を思い出にして、
ちょっとずつ前に進みます。
懐かしくなって思い出すかもしれません。
誰かに話しちゃうかもしれません。
でもそれは決して、
後ろ向きなことではなくて、
「今」のために必要なことだと思います。
Dr.STONEの正体は、
怪我や病気を治す石でした。
Dr.Spiralにはそんなことは出来ません。
でも・・・
これからの人生で、
つらいとき、
泣きたいとき、
絶望の淵にいるとき、
思い出したら、
立ち上がる気力が、
ちょっとだけ湧いてくる。
そんな存在でいれたらなぁ~
と思っています。
これまでありがとうございました。
そして・・・
🌸卒業おめでとうございます🌸
実りある良い人生を