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2025 . 04 第4週

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営業時間

平日 13:00~22:00
土日 10:00~22:00

4月の主な予定

~4/6春期講習期間
4/6(日)中3全県模試
4/13(日)休塾日

現在の募集状況

<既卒生>(旧予備校コース)
「精神と時の部屋」2名
<高校3年生>1名募集
<高校2年生>2名募集
<高校1年生>3名募集
<中学3年生>
集団授業参加者のみ募集
<中学1~2年生>募集なし
<小学生>募集なし

モンハンと勉強

2023.10.26

 

ハンターの朝は早い

 

7:00に起きてすぐに、

スマホの画面を確認する。

 

 

ランニングをするための準備をしながら、

どのコースを辿れば効率良く、

モンスターを狩れるか、

頭の中でシュミュレーションする。

 

7:30~8:00までが朝狩りの時間だ。

 

どの素材がどれだけ必要で、

そのためにはどのモンスターを狩ればいいかは、

前日に頭に叩き込んでいる。

 

目的のモンスターを見つけると、

その場所を頭に入れて、

そこまで走って向かう。

 

辿り着く頃には、息が切れている。

 

一呼吸おいて、モンスターの討伐を行う。

 

強くなり過ぎた・・・

一瞬で終わる・・・

 

しかし目的の素材は落ちない。

 

次の獲物を目指して、足を進める。

 

家に戻ったときには、8:15だった。

 

予定時刻よりも15分もオーバーしている。

 

今日の朝も何も収穫はない。

 

急いでシャワーを浴びて、朝食を取り、身支度を整える。

 

職場に向かう。

移動は貴重な狩りの時間だ。

 

今日は歩いて向かうことにする。

 

朝に獲得出来なかった素材を、

目指して動線上のモンスターを狩る。

 

やっと素材が落ちた。

あとは同じものを3個手に入れる必要がある。

気が遠くなりそうだ。

 

いつもなら20分で着く道のりが、

30分以上かかってしまった・・・

どうやら寄り道をし過ぎたようだ。

 

道中、近くのモンスターは狩り尽くしてしまったのですることがない。

仕方がないので、

10:00~12:00まで事務仕事をする。

 

 

12:00だ。

 

3時間ごとに行われるモンスターの更新時間だ。

 

塾の周りがモンスターで溢れている。

狩らなきゃ・・・

 

お昼を買いに行くという名目で、

コンビニまでの動線上のモンスターを狩る。

目的のモンスターはいない。

 

12:30には昼食も狩りも終わる。

 

することがない。

ピアノの練習を1時間ばかりする。

 

14:00だ。

モンスターの更新まであと1時間。

既卒生の授業を2コマ行う。

 

17:15だ。

あと45分経過してしまうと、

新しいモンスターに更新されてしまう。

近くにいるお目当てのモンスターに目ぼしをつけ、

気分転換の散歩と称して、歩いてそこに向かう。

素材は落ちない。

 

17:45だ。

高校生の授業が始まる。

スマホの充電時間だ。

一日に2~3回は充電が必要だ。

 

授業が19:45分に終わる。

スマホを確認する。

近くに最も狩りたいモンスターがいる。

しかしそこに向かっていては、

次の授業に間に合わない。

長い葛藤のあとに、

泣く泣く次の授業の準備をする。

 

20:00だ。

本来2時間の授業で伝えるべき内容を、

1時間で伝え終わったら、

残りの1時間は何をしていてもいいのでは?

と思う。しかし、多くの方々はそうは思わないらしい。

きっちり2時間の授業を終える。

自由だ。

 

近くに目的のモンスターがいることを願って、

恐る恐るスマホを起動させる。

 

誰もいない。

何もない。

 

 

帰り道、

かじかむ手を震わせながら、

スマホのタップを続ける。

「冬はどうしよう・・・」

と、不安に思いながら。

 

23:00家に到着する。

今日も収穫はわずかだった。

 

お風呂の準備をしながら、

簡単な軽食を取る。

 

食べ終わった後の感想は、

「あぁ、腹減ったなぁ」だ。

 

今日の疲れを癒すために、熱い湯船につかる。

 

動くことの出来ないお風呂でモンスターは狩れない。

だが情報を手に入れることは出来る。

 

「モンハン 攻略」で検索する。

 

 

東京のハンターの情報が出てくる。

 

秋田では「近くのハンターは0人です」

と表示されるにもかかわらず、

東京では「近くにハンターが20人います」

と表示される。

みんなで楽しく狩りをしているのだろう。

 

僕のレベルが48のときに、

東京ではレベル100越えの、

4人パーティーがいるらしかった。

 

モンハンは僕のような無課金にも、

優しい仕様になっている。

課金をすればレベルが劇的に早くなるわけではない。

 

このタイミングでレベル100になるためには、

どうすればいいかを簡単に計算してみる。

 

1か月にわたり、

1日12~16時間程度、

モンスターを狩り続ければ、

そこまでは行く計算だ。

 

1人では無理だ。

おそらく一つのアカウントを、

複数人で運用しているのだろう。

メインのハンターがいて、

自分が狩りにいけないときのために、

別のハンターを雇っているのだと思う。

 

どんなに頑張っても、彼らに追い付くことは出来ない。

どんなに声を上げても、一緒に狩りをすることは出来ない。

 

 

じゃあ、辞めるのか。

じゃあ、無駄なのか。

 

そんなことはない。

今、僕は与えられた環境で最善を尽くしている。

それでいいではないか。

 

環境が理想通りでなくても、

お金で手に入れることが出来ない状況でも、

その時々で、自らの最善を只々黙って遂行している。

それでいいではないか。

そうすることしか出来ないのだから。

 

 

「やってて楽しいですか?」と言われる。

 

「楽しいわけないでしょう」と答える。

 

モンスターを狩って狩って、

素材を集めて集めて、

そうしたらあるとき突然、

急に強くなるときがある。

これまで出来なかったことが、

出来るようになるタイミングがある。

そのときだけは、ちょっとだけ楽しいかもしれない。

 

でもすぐに壁にぶち当たる。

また倒せないモンスターが現れる。

そのモンスターを倒すために、

試行錯誤する。

時間は限られている。

課金するお金もない。

でも毎日、毎日地道にコツコツ、

狩って狩って集めて集めて、

こんな生活が楽しいわけがない。

 

「じゃあ、なんでやっているの?」と聞かれる。

 

「自分の意思で始めたことだから」と答える。

 

そう、自分の意思で、「モンハンやろう」と思ったのだ。

 

いつ辞めたって良い。

辛かったら辞めたら良い。

時間の無駄だと思ったら辞めたら良い。

 

モンハンをいくら出来るようになっても、

誰も褒めてくれないし誰も幸せにならない。

 

でも今日も僕はログインする。

モンスターを狩る。

素材を集める。

 

だってまだ納得してないから。

まだ出来ることはあるから。

日本で一番なんてあまりにも遠くて辿り着かないけど、

秋田で十番くらいにならなれるかもしれないから。

 

レベル100まではやってみよう。

辿り着いたら見えてくる景色があるかもしれない。

 

 

現在、モンハンレベル67

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