センター試験終了
センター試験を受けた皆様、
送迎やサポートをしてくれた保護者の皆様お疲れ様でした。
天候が荒れることもなく、穏やかな2日間でしたね。
手応え・結果がどうであれ、
センター試験はあくまで第一関門です。
まずは今日ゆっくり休んで、明日からの活力にしてください。
自己採点を終えた方は、明日までに結果を教えてください。
以下は、センター試験の当塾の講師の講評です。
(各予備校の評価も参考にしています)
・地理B 難易度 やや難化
・世界史B 難易度 昨年並み
・日本史B 難易度 昨年並み
地歴全体として見ると、地理受験者が不利だったと思います。
しかし文系での地理受験者、理系での世界史・日本史受験者の
少なさを考えると、合否に影響を与えるものではないと思います。
地理の昨年の平均点が「67.99」
日本史Bの昨年の平均点が「62.19」
世界史Bの昨年の平均点が「67.97」ということを考えると、
地理と日本史が同程度、世界史がわずかに高いのではと思います。
・国語 難易度 やや易化
第1問・第2問 本文自体は読みやすかったが、選択肢が少し紛らわしい。
本文に根拠を求めることが出来れば解けたのではないか。
難易度は昨年並み~やや易化
第3問 本文の内容も把握しやすく文法問題も易しかった。
昨年よりもやや易化
第4問 設問数は1つ増えたが、問われる内容は例年通り。
難易度は昨年並み
各予備校も昨年よりもやや易化と評価しています。
しかし昨年の平均点が「104.68」、
一昨年の平均点が「106.96」ということを考えると、
6割平均を目指すセンター試験としては、
適切な平均点に落ち着くのではないでしょうか。
・英語(筆記) 昨年並み
第2問 Aはやや難しい問題もあったが、その分Cが解きやすかったのではないか。
第3問 Bは単に和訳するだけではなく、それぞれの意見をしっかり読み取らなければ
解けなかった。 難易度はやや難化
第5問 物語分はひねった設定もなく平易な内容である。 やや易化
第4問・第6問 昨年並み
難易度は昨年並みのようです。
昨年の平均が「123.8」、一昨年が「123.7」であるため、
その点数から大きくズレることはないと思います。
・英語(リスニング) やや易化
第1問の絵で笑わなかったかどうか、それが全てです
昨年の平均が「22.67」で過去5年で最も低かったため、
やや易化でも例年並みの30点前後に落ち着くと思います。
・化学基礎 昨年並み
・生物基礎 難化
・物理基礎 やや難化
・地学基礎 やや難化
理科基礎科目は化学を除いて、難化傾向です。
特に生物基礎は各予備校も軒並み難化とあります。
しかし化学基礎を軸に、もう一科目を選択する生徒が多いため、
他の物理基礎、地学基礎もやや難化であり、
科目選択による影響は最小限かと思います。
化学基礎の昨年の平均点は「30.42」
生物基礎の昨年の平均点は「35.62」
物理基礎の昨年の平均点は「31.32」
地学基礎の昨年の平均点は「34.13」であることから、
物理基礎以外の平均点が近くなるのではないでしょうか。
・数Ⅰ・A 難易度 昨年並み
第1問 計算量は多くなく、複雑な問題はない。
難易度はやや易化
第2問 データの分析の文字を用いた処理に慣れていたかどうか。
昨年に引き続き、直線との対応も出題されている。
難易度は昨年並み
第3問 (3)以降がやや解きにくいか。
数列との融合である確率漸化式が理解出来ていれば、
解きやすくなる問題であった。
難易度はやや難化
第4問 (4)の最後以外は数学的思考を必要とせず解ける。
難易度は昨年並み
第5問 sinやcosを含む、数Ⅰとの融合問題である。
2015年以前のセンター試験の形式に近い。
過去のセンター試験で演習を重ねた本塾生は、
解きやすかったのではないか。(そう思いたい)
難易度は昨年並み
全体としては昨年並みだと思います。
選択問題では得手不得手があると思いますが、
確率を外すのが賢明だったかと。
昨年の平均点が「61.61」のため、
その±2点以内に収まるかと思います。
・数Ⅱ・B 難易度 昨年並み
第1問 三角関数・指数対数ともに、
センター試験のお手本のような問題である。
この第1問での加点が大きく数Ⅱ・Bの点数を左右したのではないか。
難易度はやや易化
第2問 昨年までの2つの中問ではなく、1つの大問に戻った。
個々の問題を見ると難しいことはしていないが、
細かく問題が出題されているため、
分量の多さに戸惑う受験生もいたのではないか。
難易度は昨年並み
第3問 いきなり階差数列。ここを乗り切れれば、
(2)までは順調であろう。
(3)の後半は難しいか・・・。
難易度はやや難化
第4問 オーソドックスな空間ベクトルの問題である。
処理量も多くないため、近年の中では良心的だったのではないか。
難易度はやや易化
大前提として、数Ⅱ・Bの過去5年の平均は昨年からみて、
「51.07」、「52.07」、「47.92」、「39.31」、「53.94」です。
全科目の中で最も平均点が低い科目のため、
昨年並みということは、全科目の中で最も点数が取りにくいということです。
点数が取れるに越したことはないですが、
取れていなくても合計点でカバー出来ていれば問題ありません。
平均点は50点前後だと思います。
・化学 やや難化
・物理 昨年並み
・生物 昨年並み
理科は基礎科目とは逆に化学のみやや難化のようです。
一部解きにくい問題が出題されたかなと思います。
ただし理系で化学を除いて受験するのは稀なため、
こちらも科目による影響はほぼないのではないかと。
化学の昨年の平均点が「60.57」
物理の昨年の平均点が「62.42」
生物の昨年の平均点が「61.36」であるため、
物理・生物は60点台前半、
化学は50点台後半に落ち込むかと思いますが、
一昨年並み(平均51.94)まではいかないでしょう。
各科目ごとの講評は以上です。
総評としては、2年後に向けて大きく傾向が変わる可能性があった中、
例年通りのセンター試験だったと思います。
科目による差異はありますが、それが決め手になることはないでしょう。
各大学のボーダーが大きく変化することはないと思います。
重ね重ね自己採点が終わり次第、結果連絡をお願い致します。
結果によって面談が必要な方は、
ご連絡いただければ可能な限り対応させてもらいます。
それでは!