こんな教育制度が日本にあったらいいよね・・・
今日は、「こんな教育制度が日本にあったらいいよね」
というテーマで話をしていきたいと思います。
(珍しく塾っぽいテーマ・・・)
このように思うに至った経緯は、
僕の過去が垣間見れる、
をご覧になっていただければと思います。
で、僕が絶対に日本に必要だと思う教育制度は、
目新しいものでもなんでもないですが、
「学年の飛び級」
です。
サッカーが好きな方はイメージしやすいかと思うのですが、
U-18のクラブチームに15歳で入って活躍しちゃうような感じですね。
最近になってやっと、
有識者会議が開かれるようになったようですが、
「30年くらい遅くない・・・?」
というのが正直なところです。
Mensa会員として、
「飛び級についてどう思うか」
のようなアンケートが来たことがありますが、
「大賛成です~」
というのが僕の回答です。
理由としてはいくつかあるのですが、
大きくわけて、
① 国益(周りの方々)のため
② 飛び級する本人のため
という2点について、簡単に述べたいなぁと思います。
① 京都大学の望月新一教授が、
ABC予想を証明したとする論文を発表して、
話題になったのが2020年4月です。
(この方の著書とか記事が面白いのでぜひ会ってみたい)
この人は5歳でアメリカに渡って、
16歳で大学に入学しているのですが、
(少なく見積もって2年は飛び級?)
日本にいたら、どうなっていたのかな~
と思ってしまうんですよね・・・
ノーベル賞の物理学賞など、
理系の要素が強い分野って、
科学者の方が20代前半~30代前半のときに
基礎理論を構想していて、
それが時を経て、
周りから評価されていることがほとんどなんです。
文学賞とかはまたちょっと違いますけど。
ようは、理系的な感覚って、
スポーツとかと同じで、
どうしても10代後半~20代前半にピークがきてしまって、
あとはそれをどう活用していくか、
ということなんですよね。
(少なくとも僕はそう思ってます)
その限りある時間を、
「受験勉強にあてたらもったいない人」
というのは確実に存在していて、
その人達のためにも、
「飛び級制度があったらいいよね~」
という考えなんです。
② こっちの方が、大切かなと思うのですが、
「飛び級した方が良い人」にとって、
学校生活がストレスになる可能性があるんです。
僕は、小中学校と周りに恵まれて、
本当に楽しく過ごせましたし、
サッカーとテニスという部活ばかりやっていましたが、
少なくとも「勉強面で何が役に立ったか」
と聞かれても、答えに困るのです・・・
周りと合わずに、
学校生活に絶望してしまう人もいますし、
それが社会生活の機会損失にもつながるわけです。
「学校生活が合わない」というときに、
今ある選択肢って、
・転校(これにはすごいコストがかかりますよね・・・)
・不登校(僕は選択肢の一つとして絶対に必要だと思います)
の2つだと思うのですが、
それに加えて、
「飛び級で今の環境から飛び出すことが出来る」
という選択肢を与えてあげることは、
本当に必要なんじゃないかな~と思っています。
こういうことを書くと、
「選民思想だぁ~」と叩かれることになるのですが、
「優れているから優遇する」というわけではなく、
マイノリティーはマイノリティーの意見があるよね、
ということだと思っていただければと思います。
ちなみに僕の母校である「千葉大学」は、
「飛び級制度」を採用している数少ない大学です。
(高校2年からしか無理なので少し遅いかな・・・)
雑誌newtonの今月号にも広告が載っているので、
ぜひ見てもらえればと思います。
正直、千葉大レベルで「飛び級」をしても、
効果は薄いと在学時から思っていたので、
この制度が一般化して、
もうちょっと気軽に飛び級を出来るようになれば、
いいんじゃないかな~と思っています。
(まぁ、それに向けて何かするわけではないですが・・・)
というわけで、
「こんな教育制度が日本にあったらいいよね」
という話でした~
急に涼しくなって、
体調も崩しがちなので、
皆様健康管理にはご注意ください!
それではまた~