なぜ映像授業がこんなにも流行ったのか?
「前期期末試験」を終了した高校生の皆さん!
お疲れ様でした!!
3年生以外は少し休んで、英気を養ってください!
モチベーションの下がりがちなこの時期に、
各種検定の勉強をすると、
とても効率的だと思います!
まだ終了していない一部の高校生は、
この3連休を有効に使いましょう!
自習室はピークを過ぎたため、
少し余裕があります!
普段、自習にあまり来ない生徒も、
来てもらえるとためになると思います!
さて今日から始まる
「僕の考えていること」シリーズ!
第一弾の今回はタイトルの通り、
「映像授業が流行った」
理由についてあれこれ思うことです。
(念のため言っておくと、
映像授業が主の塾を否定するつもりも、
現段階で映像授業を行うつもりもございません)
9月30日までに、
6~7個の記事を書く予定なのですが、
僕は暇なんですかね・・・?
「映像授業が流行った理由」ですが、
結論から先に述べると、
「塾産業が必要とする五感と、映像授業がめちゃくちゃ相性が良かった」
ということだと思います。
どういうことかと言うと、
この世界にある商品のほとんどが、
人間の持つ五感(視覚・味覚・嗅覚・聴覚・触覚)
のいずれか(もしくは複数の組み合わせ)に、
訴えるものだと思うのです。
例えば、
「音楽」は、「聴覚」に訴えます。
それが「LIVE」になると、
「視覚」が加わり、
音の振動による「触覚」や、
人の熱といった「嗅覚」も作用するわけです。
「外食」は、「味覚」に訴えるのはもちろん、
「視覚・嗅覚」も大切ですし、
お店に流れる音楽による「聴覚」、
椅子の座り心地などの「触覚」、
五感すべてに訴えかけます。
「お花」と「香水」のように、
「視覚」と「嗅覚」に主に訴えるものの、
その構成比が異なる商品もあると思います。
「お花」は、「視覚」>「嗅覚」だと思いますし、
「香水」は、「視覚」<「嗅覚」ですよね。
ここで「商品」と言っているのはわけがあって、
全ての仕事が「五感に訴えている」と思っているわけではないのです。
「電力」・「水道」・「県庁、市役所」などの
日々の生活に欠かせないインフラについては、
五感に訴える前のもっと根幹的な部分だと思うのです。
だから「五感に訴えているから真!」
「そうでないから偽!」と言っているわけではないことを、
ご理解いただければと思います。
(昨年は各種手続きなどで市役所に行く機会が度々あったのですが、
すごいキレイな施設で親切に対応してもらいました!
そういった日々の生活を支えている仕事をされている方に、
とても感謝しています!!
と言ってみて、市役所で働かれている保護者様に媚を売るスタイル笑)
あくまで、営利目的で販売されている商品で、
いわゆる「売れている商品」って、
五感のうちのいずれか一つに強烈に作用するか、
複合的に作用していると思うのです。
前者で例をあげれば、
店舗が汚いし、店長の愛想もわるいけど、「めちゃくちゃ美味しいラーメン屋」とか。
後者の例で言うと、
握手会を開くアイドルとか。
(聴覚・視覚に加え、触覚にも作用するという)
僕が属している「塾産業」ですが、
商品としては、もちろん「授業」になるわけです。
「授業」に対して必要な要素は、
「視覚」と「聴覚」でしょう。
「味覚」に訴えようがないですし、
「嗅覚」は「クサい」とならないように気を遣う必要がありますが、
ない方が良い要素(無臭である)だと思います。
「触覚」に訴えていたら、セクハラで訴えられますし・・・。
ようは、五感の内、
「視覚」と「聴覚」のみが必要で、
他の3つはほとんどいらないというのが、
「塾の授業という商品」だと思うのです。
さて「映像授業が流行った理由」ですが、
勘の良い皆様ならもうお気づきですね?
映像授業は、「視覚」と「聴覚」という、
授業において重要な感覚を残しつつ、
他の3つの感覚のデメリット(クサい・触れる)を、
排除出来るから、流行ったと思うのです。
さらには、時間や距離の制約も可能な限りなくすことが出来るので、
僕からしたら「そりゃ流行るよなぁ~」という気持ちです。
こうなったときに、僕の目の前には3つの選択肢があります。
① 諦める
② 軍門に下る
(映像授業で人気出ると儲かりますよね~という気持ちがないわけではないです笑)
③ 抗う
で、現在は③を選択している状態なわけです。
ただ「視覚」・「聴覚」に訴えるというやり方だと、
分が悪いことも確かなのです。
もちろん授業を良くするということに関して、
手を抜くということでは決してありません。
しかし、僕が教えている「数学」・「物理」・「化学」の3科目で、
日本一の講師と各科目戦ったときに、全勝は出来ないわけです。
(1~2勝はするつもりなんかい!というツッコミはなしで笑)
じゃあ、この分が悪い戦いに勝つには、
(何せ相手は日本一の映像授業の講師陣です)
第六感に訴えるしかないかなと思っています。
ここまで散々、「五感が~」と言っておきながら、
まさかの裏切り・・・
どういうことかというと、
同じ板書・同じ内容だとしても、
「誰が」それを書いているか、言っているかで、
受け取る側の、受け取り方は違うよね。
ということです。
それって、もう「なんかしらんけど良いと思ってます」
という五感では説明出来ない感覚だと思うんですよね。
僕が家電を買うときは、
ある家電量販店のある一人の店員さんからしか買わないと決めています。
友達でもなんでもないですし、
女性でもないので、気に入られる目的でもないです。
じゃあ、なぜその人から買うかというと、
「買わなきゃいけないなら、せっかくだからその人から買う」
というわけがわからない感覚です。
インターネットが世界を変えて、
ほとんどの情報が共有され、
サービスや価格について隠すことが出来なくなったこの世界で、
「商品を買ってもらう」ということに関して、
「何を買うか」ではなく、
「誰から買うか」という、
感覚で人を選ぶ時代になりつつあると思うのです。
そこにうちの塾が抗う術があるのかなと思っています。
僕は生徒に無理に好かれようとは思っていなくて、
なんか色々嫌味なことは言いますし、
まぁまぁ嫌な奴ではあると思うのですが、
「ただ能力だけはあるから話は聞いておこうかな」とか
「あいつはなんか色々頑張っているみたいだから、私も頑張るかな」
とか思ってほしいかなと。
(あ、やっぱり少しは慕われたいです笑)
ようは塾を運営していく中で、
第六感に訴えることを大事にしていて、
そこは映像授業にはない強みなんじゃないかなと思う次第であります。
ということで、
「映像授業が流行った理由」でした!
僕の私見であり、根拠も何もございません!
次回は多分、明日更新予定
「塾業界の展望」or「僕の服の買い方」です!